北海道へ行き、写真を撮ること 2  Promised Land

結局北海道では猫を一匹も見つけられなかった。



さて。昨日の続きです。
式が終わりますと次は当然披露宴という運びになりますね。
というわけで、地下一階のレストランへ一足先にカメラバッグごと移動。
会場を見てびっくり。
両側の壁が、ほぼ前面鏡張り(^^;
下手にバウンスすると、鏡の中がカッと光ってカメラの居場所モロバレ(笑)


お席に着くと本日のメニューに添えて、なんとゲストの一人一人宛てで新郎新婦の写真つきメッセージカードが!
コレ準備するだけでも恐ろしく大変だったろうと思うのですよ……。
そりゃあ〜嫌が応でも気合ん入るバイっ。


メニューといえば、僕が犯した失敗の一つは、あまりにも美味しそうな料理なので撮らずに食べてしまったものがあったことです(笑)
こんな感じ。
甲殻類のムース/ハーブの香りのガンバス海老のコンフィーと共にスモークサーモンのタルタル仕立て/とうもろこしのムースとポップコーンパウダー
真鯛カルパッチョ プロヴァンス風に爽やかなフヌイユのクリーム添え…
帆立貝のポワレとアスパラ パセリ風味のムースリーヌ添えで。
やわらかく煮込んだ牛肉とフォアグラのお包み 薫り高い赤ワインソース…
その他デザートetc..


ね?
凄いです。
ディナーがハイレベルすぎっ。
生の魚は桜のスモーク当ててあったりするんですよ!
煮込みのお肉はトロットロに舌の上で広がっていくし。
もちろんカメラマンである前に1ゲストとして(逆だ逆!)出されたお料理は全部きっちり頂きました♪
ただし、アルコールはこの段階では呑めないと自らを戒めて(笑)スパークリングはパスしてアイスティ。


ウィットに富んだゲストの祝辞に、余興は新郎の習い事の先生方から生演奏!
もちろんカメラマンは休む間もなくパシャパシャ。
実はこっそりちょっとずつ休んでいたことはここだけの秘密で……。
そしてスライドショーの時間へ、とその前に、「あの写真」のスライドが。
そう、リングストロボのあのアレですよ。
で、なんと司会者さんがメッセージを全朗読!
ネタがわかるりくままさんと自分は笑ってましたが、おそらくほとんどのゲストはどこが笑いどころなのかわかっていなかったことでしょう…(爆
司会の方、とっても読みづらそうでした♪
スライドショーでは新郎新婦の生い立ちプラス自己紹介のようなテイストで、自分のブログ写真も5カットほど使っていただきました。
この猫の写真が好評で、後からお声をかけて頂いたりして。
しかし、新婦のスライドショーが、新郎の3倍は長かったと思われる……(笑)
いろいろな活動にパワフルに挑んでいらっしゃるのが伝わって、りくままさんと二人で感心していました。


そして各卓集合が。
これも目線を貰うわけにはいかないカットです。
式場カメさんが最優先なのですよ、こういうところは。
前の記事でも書きましたが、全く同じカットが2冊のアルバムに入ってなくてはならないわけはないのです。
もちろん自分ひとりで入ってる場合は絶対に撮りますけど。
コレ(各卓集合)も大変なんですよ、スナップのメニューだとオプション料金とるところもあるカメラマン泣かせなカットです。
目つぶりの危険性は高いし、顔がかぶっていたりすることもあればテーブルの上が見苦しいこともあり、かなりの集中力が必要なんです。
そもそもお席にゲストが揃ってないなんてことも多々(汗
どのテーブルでもお二人は本当に楽しそうで、「自分たちにとって大事な人を招きました」って言葉が実感できました。
今回スタッフさんたちの動きも素晴らしく、高い水準でのサービス提供を一人一人が目指していることが伝わってきましたね。
専門の式場のスタッフというのは自分のが何をしなくてはいけないかわかっていて無駄がないんです。
それでいて、心遣いができる……ブライダル業界って辛い部分も多いですが、人間的に磨かれる場なんじゃないかな、って思います。


締めにはご両親への花束贈呈。
きっとお慶びだったことでしょう。
謝辞を述べた後、ご両家は送賓のために一足先に退場されます。
二次会から僕だけで撮れることがわかってたので、単の準備をしつつ送賓撮り。
これも狭いスペースに3台カメラが入ってるものだから大変なことになってましたが(笑)


そして、挙式と同じ部屋でアフターパーティー
皆様ご歓談の間、なにやら新郎さん新婦さんがなかなか来ない……?
お直し分の撮影でもあったのかな?と僕は疑ってましたが(笑)
そうして、二次会への新郎新婦入場のシーンが今回ブログで使ったカットになります。
挙式も宴も入場は内側から撮ったから、二次会は自由にいきたかった、それが図らずもブログ用カットにピシャリ決まりました。
新婦のお衣装、ちょっとだけ変わってたんですが、僕はこっちが好きですね。
最初からこれでも良かったじゃーん、って心の中で言ったとか言わないとか。
で…二次会はビデオも回ってない!
カメラマンも僕一人!
ってことで調子に乗って35mmで通し撮影。
これでも昔はフルサイズ50mmで通し撮影経験もあり……サブカメですけど(^^;
光に苦しんだのが嘘のように明るい。コレコレ、この感じ!(笑)
でも広角が要るところはあったかな、後から思えば(汗
既に3時からシャッター切り続けての九時。
だが、披露宴が終わったことでナチュラルハイになった僕は、りくままさんの誘惑のままにアルコール解禁、ジントニックなぞ飲んでいました(笑)
それにしても、りくままさん、そして旦那さんがいい人過ぎて眩しかったです。
お二人とも僕なんかよりずっと好人物ですよ、絶対に。
かなりイングリッシュでどこかデンタルな雰囲気が漂う二次会でしたが(笑)皆様楽しそうでなによりでした。
各テーブルから一言ずつ祝福を頂戴し(ちなみに僕のテーブルの代表はりくままさん)
ここでも新郎、新婦様から一言ずつ……って、マキマキさん絶対に一言じゃなかった(笑)
おそらくプレゼン&レクチャー&スピーチ術を極めていらっしゃるらしく、スライドショー同様に独擅場となってました(爆)
僕も幾分リラックスしておつまみを品定めしたり、会話を楽しめまして。
そういえば自分は新郎さん&お嫁さんとあまりしゃべってなかったかな。
きっと写真がこれからずっと、僕の代わりにトークしてくれるのではないでしょうか。
そんな楽しい時間も永遠ではなく……お見送りの時間になりました。
ここでやっと目線が来てる記念撮影に!
ゲストの笑顔が、結婚式の成功を雄弁に物語ってますね。
最後にご挨拶と、1カットだけ僕用にポーズ写真を頂きました。
お疲れでしょうに最高の笑顔で応えてくださいましたよ。


ここまでで撮影記は終了です。
ここからは旅行記。3次会のおはなし。
さあ、重役を終えて(果たせたかどうかはまだ定かでない)羽を伸ばしたい僕ですが、札幌の楽しみ方を知らない。
手を差し伸べてくださったのはりくままさんご夫妻でした。
もう北海道に足を向けて寝られないくらいお世話になったものですから、僕は今北枕で寝ています(笑)


風雨の中を薄野へ移動。
要するに博多で言うところの中洲なのだな、と把握。
裏路地から地下一階へ下った、海鮮系の呑み屋さんで打ち上げ♪
お通しには良く浸みたがんも。
アドバイスにしたがってオーダーしたのは厚岸の生牡蠣、イクラ丼、イカゴロルイベ(初めて食べました)それにラーメンサラダ。
イカのルイベ、とっても美味しかったです。
飲み物は生をすっとばしてはなから日本酒スタート(笑)
最初に頼んだのは道産の「熊ころり」
辛口系でさっぱりしててすいすい呑めちゃう☆
また海鮮系のおつまみと抜群に相性がいいんだコレが。
飲み屋では芋焼酎以外ほとんど呑まない僕ですが、日本酒を見直しちゃいました。
ちびちび呑るお酒ではないです、これはすいすい系です(謎)


二番バッターはなんと熊笹焼酎!「摩周湖」ロック。
これまたすっきり、さっぱり、笹の香りが格調高く、これが焼酎なら芋焼酎は別のお酒だね、と一人ショックを受けていました。
あまりにも口当たりが良く飲みやすいので、度を越さないように注意かな?


話せば話すほどりくままさんご夫妻はいい人なんです。
「いい人」以外にあまり形容詞が見つからない……いい人。
会話の端々から、自然体で生きてらっしゃるのが伝わってきます。
聞き上手でいらっしゃるし、ちょっと憧れちゃいますねえ。
根が狭量なもので、お二人のような包容力のある人になりたいが、僕の性格では厳しいかなあ。
ちなみに、今年ホークスはどうもよろしくない、という点では意見が一致を見ました(笑)
さらに味噌ラーメンの名店に関して直々の講義も受けました。


トリにでて来たのは同じく地元のお酒「国稀 鬼ころし
熊ころりやら鬼ころしやら、恐ろしい名前のお酒ばかり飲んで大丈夫かしらん?
ころりとヤられるのじゃないだろうか(笑)
この鬼ころしもべったりした甘みなど皆無の呑みやすいお酒で、なぜかいつの間にかコップの中から消えていました♪
それにしても、お酒もイカも牡蠣も、北海の育むものは皆さっぱりすっきりしているんですねえ。
この辺を比べると、九州はちょっと濃くくどく感じられるのかもしれないな。
しかしながら玄界灘ももちろん魚介の味では甲乙つけがたい旨味の深い海ですから、是非皆様一度はどうぞ。
我田引水なようですが、対馬海流の恵みは凄いですよ♪


お食事をご馳走になったうえになんとホテルまで徒歩、お送りいただき心は感涙物でした。
一期一会という言葉はこういう席に使うものですね。
でも次回、九州にいらっしゃった際はおもてなししますから、心してお出でください(笑)


チェックインの後、いろいろ考え事をしているとなかなか寝付けず、朝は3時半ごろ、既に空が明るいことに気づく。
いくら北側で東側とはいえ、そんなに早く明るくなるものなんですねえ。
驚いて布団にもぐりこむ(朝気づいたら実はシーツの下にもぐりこんでいた(爆)
二度寝を交えて目が覚めたのは九時半。
よくあるホテルのバイキングへ向かう。
ロールパンにパンケーキにオレンジジュースにウインナーとサラダとベーコンエッグ、だったかな。
とても写真を撮るような気分ではなく、カメラバッグには手をつけないままチェックアウト。
このときCF2枚は既にほぼ満タン、大事なデータが入ったCFにはもうなるべく通電したくない。
結論から言うともう一枚CF要りましたよって話ですね。
4GBくらいのを買っておこうかな?


ススキノの小洒落た地下街を歩き、地下鉄を使って札幌駅周辺へ。
カツゲンを手に持ってレンガ庁舎あたりをぶらぶらしている不審なスーツの男を見かけた皆さん、それは僕です(笑)
スズメやハトがかなり餌をせびりに来ましたが何もあげられませんでした。
小鳥に懐かれたのって多分人生初かも知れない。
それにしても凄いのは、公道を馬車が走っている(笑)


来たのと同じ快速エアポートで新千歳へ。
普通に白樺が生えている風景って違和感があったりして。
線路脇には札幌から新千歳までびっしりとフキノトウが。
北海道の皆さん、食べないんですかね。
それにしてもお洒落でスポーティな自転車に乗ってる人が多い。
もちろん福岡にもそういう自転車は多いのだけれど、こんな風に楽しみ方を知っている人が多いかと問われると少し疑問だ。
各駅ごとに跨線橋と長いホームがあり、僕は新海さんの映画「雲の向こう 約束の場所」を思い出していた。
そう、僕は雲を越えて、あの約束の大地に降りたっていたのだった。
忙しすぎて自覚していなかったが…(笑)
おそらく、僕がここに自らの旅行のために行くことは、もうしばらくの間はないことでしょう。
それでも自分自身に対して僕は一つの誓いを立てています。
絶対に、バイクでこの大地を走る。
そこは、約束の地。




空港でお土産を物色していると時間は既にあまりない。
急いでラーメン街へ。
ゆで卵を二個食べたころにそのラーメンは出てきた。
白樺山荘:バタコン味噌。
人生の記憶に残しておくべき味でした。
普段豚骨以外食べないからねー(汗


保安検査場まで走り、そこから搭乗口へ。
既に搭乗は始まっている。ギリギリセーフ?
来るときとは違って中央列の席、疲れがピークに達した僕はずっと寝てました。
福岡空港へは5時過ぎに到着。
帰りの電車の車窓から見えた夕日は、僕がこれまで見てきた中でも一、二を争う美しさでした。
丸い陽が玄界灘へ没するころ、無事に家へ到着。
そして死亡(爆


今日も記事が長い……これで北海道旅行記を終わります。
マキマキさんご夫妻に心からの祝福を。
りくままさんご夫婦には魂をこめた感謝を。


皆様、お疲れ様でした。 本当に、ありがとうございました。

北海道へ行き、写真を撮ること 1


さあ、少し時間ができたので忘れないうちに記録を残しておこうと思います。
撮影は婚礼に集中するため、他の移動、観光のシーンの写真はありませんのでご了承。
この記事タイトルだと、あたかも観光に行って風景写真を撮りまくってきたかのようですが、
意図されたミスリードですので(笑)


11日、家をでたのは朝の8時頃。
空港へ直行の便に乗ると、一時間ほどで福岡空港へ到着します。
あえて読む本も、何も持って行きませんでした。
持って行ったのは少し大きめのカメラバッグひとつ。
電車に乗ってしばらくしてから気づく……否、メールが家から来て気づかされる(笑)
コートを着てこなかった……!
今年、北海道の春は例年より遅く、現地の方々から寒いんだからね、準備してね、と言い含められていたのに。
余裕で取りに戻れるところだったが、大丈夫だろうと高をくくって空港へ行きました。
空港でお土産を買う。
だって、唐津から買って行ったら重いのだもの(笑)
りくままさんへ「筑紫もち」、マキマキさんへ「通りもん」、だったかな…。
優に一時間は余裕を見て、ANAの新千歳行き直行便へ搭乗。
福岡発は11:50分。
で、空の上はどこまでも青い空と輝く雲で視界が真っ白だったので割愛。
ここでも本などないので妄想イメージトレーニング。
この時点でチャペル式であること、式場カメラマンが入ること、ビデオ撮影が入ることはわかってました。
ちなみに、当然ですがカメラマンは一人だけの方が圧倒的に撮りやすいです。
もちろん向こうのカメラさんにとっても……。
でも行ったことのない会場なのでイメージすることもなく、動きやすいチャペルだったらいいな(願望)とか
思いつつ、軟弱なもので機内誌を読む。
「空の王国」面白かったですよ。
バスクカチャーシーと六月燈の特集だったかな?
ライターとフォトグラファーの思惑通り、思いはバスクの空へ現実逃避♪
でも、この機が到着するのは14:05。
お嫁さんのメイクが始まるのは13:45。
僕のスナップはメイクから撮るのに…さらに空港から札幌まで40分かかるんだから要するにゴメンナサイしかできない(><)
ま、このことは前日の記事に書いていましたね。



で、新千歳に着いてからはノンストップ!駅に降りて快速エアポート(1040円)の切符を買って
止まっていたその列車に乗り込み通路で立ったままドッカンドッカン揺られながら40分程度で
札幌駅に着くが早いか雨風の中を最寄のタクシー乗り場へと走り車へ飛び込むなり「円山公園
の下のル・バエレ○タル」と言ってようやく一息入れました。


どうやら運転手さんは式場名を知らなかったらしく、ナビでここだよと教えてあげる九州人なのでした。
雨の札幌市内を眺めていて気がつく……積丹 シャコタンがいない!
福岡なんてそりゃベンツだろうがビーエムだろうがレクサスだろうが漏れなくドシャコタンになってるけれど、
雪国では無理な相談で。
そして……道行く女の子たちが可愛い♪(ノ≧∀≦)ノ
ただしこの件に関しては福岡もおそらく全く引けをとらないはずなので(笑)
そんなこんなで札幌観察をしているうちに(そんな場合か)丸山公園前に到着。
燃料代わりにタウリン3000mgのドリンク叩き込んで……エンゲージ!


着くとすでに式場カメラマンさんが撮影中じゃないですか。
それもスナップじゃない、建物内を使ったポーズやイメージの撮影。
これはまず邪魔できないししてはならないんですね。
挨拶すらできない。
もちろん目線をこっちに貰う余裕なんて向こうのカメラにはありません。
僕としても他人の決めた構図とポーズで撮って、しかも式場のアルバムに入ってるであろうカットをなぞって
自分用に使うなんて真っ平御免なわけですよ。
というわけでゆっくりと撮影に沿って動き、合間の笑顔や会話、ポーズでない部分をちょいちょい拾う。
これはイメージカットよりもフォトジャーナリズム的で、つまりは記録用の撮り方なので僕は嫌い。
だって、記録用途なら式場カメラマンのアルバムが完璧そのものに決まってるじゃない?
初見のカメラマンが同じような内容の劣化版を出してきても、新郎新婦だって嬉しくはないと思うのですよ。
日本の婚礼写真って、記録が確実に撮れればそれでよかった時代の影響があるのだろうと、その時代を知らない僕は思ってますが。
ただ、スナップによる記録は絶対に必要不可欠ではあります。
ビデオが回ってればそれでいい、ではない。
で、どうせなら美しい記録が欲しいから、その中でもイメージカットはつかめると信じていろいろと試行錯誤する。
そして無駄にカットが増えていく(笑)
光の量が掴めない、天井が仕切られていて光が回せない、通廊が狭くてアングルが選べない、
ガラスや鏡が多用されててどう映りこむか予想がつかない、おまけに式場カメさんは記念写真を撮り出した……。
でも、スナップに徹して撮り続けます。
たとえそのカットを使わなかったとしても、それを撮ったこと自体は無駄ではないからです。
受付周りの小物や式場の雰囲気なども、イメージとして真剣に撮ります、なんちゃって。
最低限の道具でステキな写真が出てくることがなんちゃって流の真髄らしいです、たぶん。
ま、カメラ一台の時点で既になんちゃってカメだと僕は思ってるんで勘弁してください。
ちなみに専属カメさんは5D2あたりに縦グリ入れて16-35Lと24-70Lの二台体制で使われてたみたいです。
たまに70-200Lを着けた3台目が顔を出していましたが。
ええ、ええ、ちょっとばかりカメラを交換してもらいたくてたまりませんでしたよ?(笑)
僕が撮ってたころは標準は24-105Lで5Dばっかりでしたからね。


ちなみに冒頭にも述べましたがあいにくの雨で、円山公園での野外ロケは撮れませんでしたね。
桜もまだまだ開いていなくて、たとえ晴れていても難しかったとは思いますが。
というわけで、館内撮影で移動、移動。
しかし、ビデオが回ってるとそっちの画角もあるし、下手に動けないです。
3人のカメラが近寄るともう撮影よりほかの二人の邪魔になってないかに集中しなくてはいけない。
さて、受付の方々が到着し、式のリハーサルが始まりました。
あー、式場カメさんは新郎新婦と受付3人で記念写真撮ってる!その画欲しかったのに!
で、コレ確実に向こうのアルバムに入るでしょうから僕は撮りませんでした。
二枚同じ画があることは時間とスペースの無駄です。
こういうところで持ち込みカメは損をするのですよね。
リハーサルの間に、本番では撮れないアングルでのアップなんかを撮ります。
指輪交換なんかはリハのほうがいい絵になることが多いです。
僕はチャペル式では絶対にリハに入ります。
キスシーンで顔のどちら側からキスされるのかを知らないと悲惨なアングルになるからです(笑)
「新婦の顔」が入ったカットが欲しいのに、「新郎の頭だけ」のカットではどうにもならないでしょう?(笑)
しかし、このリハ撮りではちょっと寄りすぎました。
後から見たら引きの絵の方が断然良かった。
ま、本番は寄りたくても寄れませんから。
このチャペル、親族の外側を移動することができず、アングルに苦心しました。
専属カメさんはバージンロードの端を伝って移動してました……うーん、逆にそれはこちらのチャペルではできない気がするなあ。


いよいよご親族を入れての本番です。
新郎入場……新婦とお父様が入場……お母様によるヴェールダウン。
素敵なロングヴェールでしたね。
お祈り、賛美歌、宣誓、指輪交換……ブートニアがブーケから離れたがらなかったことを除いて(笑)
きっと来年のこの日、お花を渡されるときに思い出話になることでしょう。
お式は順調に進み、キスシーンも会場の皆様のシャッターに囲まれて問題なく終了。
ただし、後ほど「キスが長かった」旨の冷やかしがゲストより入ってましたが……
指輪交換で時間をかけるのも、キスで時間をかけるのも、全て撮影のためなんです、許してあげてください(><)
最も、今回はほかの理由でキスが長かった可能性もありますねー(笑)
最後に皆で賛美歌を歌い、花びらの中を祝福されての、退場。
素敵な式になったのではないでしょうか。


既にものすごく長いのでここでいったん切ります。
続きは2で。

ブライダルフォト、なんちゃって


お顔だしはNGだそうな。
長々と撮影記を書こうかとも思いましたが、
ちょっと撮りすぎた1000カットオーバーに目を通すだけで疲労がぐわっと☆
最終的に使われるのは20〜30カット程度なのに……。
いやー、2年ぶりにブライダル撮りですね。
現場勘、落ちてるのを実感。
初見の会場というのを差し引いても、ね。


お二人、どうもおめでとうございます。
縁あって晴れの場に加えてくださり、この機会を与えていただいたことに感謝、只感謝です。


そしてりくまま様ご夫妻、大変お世話になりました。
無事、白樺山荘のバタコン味噌を口にすることができました(笑)


移動前夜


明日、とある撮影に入るので準備をしていました。
今回、スケジュールを頂いたのが往復の便を決めた後で、
確認するととある問題が。
それは「入り」の時間。
頂くまでは余裕をかましてたんですが、見るとどう見てもメイクからは撮れない……!!

半休でも繰り入れて前日入りにすればよかった。


なかなか光量がタフな会場みたいで、未だにどのデータ出すか迷っています。
ありがたくも僕らしい写真ということを言っていただいているのですが、
環境光+単で雰囲気生かした上に明るく行くか、ウエディング撮りに関するポリシーを貫いて天バンの嵐で行くか。
単+天バンで別次元のデータも出せちゃう、が……それだと足は動きっぱなしだしズームは要るんです。
おしゃれフォトによくある、明るい単で撮って片方だけにピンが来てる、とかいうのは僕は嫌いです。
でも絞ってはズームと差別化できない。
どちらにせよ、式場カメラマンと同じ色を出すわけにはいきませんよね?(笑)


S5Proも1台のみで頑張ってもらいます。
今回、単と天バンを同時に行ける、二台体制を本気で考えました。
そもそもカメラ1台で撮るプロなんて、絶っっっ対にいませんから。


ベストを尽くします。
さて、どうなりますか。

GW

ゴールデンウイークはほぼ、総体を控えた高校生とバドミントンして終了。
で、一応、菊池にも行ってきましたーというのが今日の写真。
朝のベストな時間じゃないし、三脚もないし、人は多いし、やっぱり大型連休は嫌い。
そこから下鶴温泉へ行ったら、なんと店じまいしてるじゃありませんか。
露天で阿蘇を展望できるうえ僻地、という唯一無二の貴重な温泉だったのに…。
近くの黒川温泉なんてバリカン(バリバリ観光地)で商業商業してて全く行く気にならない。
で、日田から帰ったんですがこれまたお約束の 渋 滞 。
草千里で食べたステーキはペラペラで凍っててセルフ焼肉だったのが一番印象に残りました(笑)
もう二度と草千里で肉は食わん、と。


ラケットが一本折れて、新しくVT80(ボルトリック80)を購入。
BG80Pを27ポンドで張ってみるもなんだか感触が柔らかい。
重たいのよりも打球感の鈍さが気になるので、ガンガンスマッシュ打って切っちゃおうと。
たぶん30とかそれ以上で張らないと感触悪いままなんだろうなあ。
当たれば球はまあまあ走ります。
でもNS9000Xのほうが遥かにいいラケット…さて、どうにか9000を探すか、VT80を買い足すか。
どちらにせよ学生時代からのラケットバッグはかなり汚いから買わなくちゃいけない。
でも車検(6月頭)があるし、それに自動車税を払わなきゃいけないよね?
ね?

鍛造と鋳造

車関連で続いて申し訳ないですが、
しばらく前に車のホイールとタイヤを変えました。
ホイールはP1racing QF、タイヤはTOYOのR1Rです。
純正が16インチということで、前から重たい辛いと言ってましたが、
今回はそのあたりの軽量化なんかに力を入れてみました。


と、いうことで…どう変わったのかといいますと。
1.15インチへインチダウンしたことで、軽量に。タイヤの値段もハイグリップなのに8000円程度で安い!
2.鋳造から鍛造へ変わったことで、軽量に。回転物の軽量化はかなり効果が大きいのです。
3.6Jから7Jに変わったことで、トレッドが広く、安定するように。 ロールアンダーによる腰砕け感が減りました。
4.インセットが+51から+37に変わったことで、これまたワイドトレッドになりました。
要するに、軽くなって、幅が広がったわけですね。



横から見た図


軽くなると何がよくなるのか。
加速、燃費が体感できる向上点かな。
あきらかに動き出しが軽くなりました。
燃費は…吹け上がりがよくなったので気持ちよく踏んでしまったり、
ハイグリップタイヤに変わって転がり抵抗増したりしてるんであまり変わってないかも?


で、タイヤ間の幅が広がると何がよくなるのか。
足を左右に開いた状態と、閉じた棒立ちの状態を想像してもらえばわかりやすいですが、
要するに横方向の応力に対して踏ん張りが利く、つまりグリップをより有効に使えるわけです。
同じバネレートだとワイドなほうがてこの原理でサスの動きがよくなります。
ちなみに、ホイール自体の慣性重量が減ってるので(この場合硬く感じる)バネレートに関しては相殺されて硬さの感覚は変わりませんでした。


現在足周りが純正なんです(キャンバーをつけてますが)が、かなり速い速度でコーナーに進入しても姿勢さえできてたらベタ踏みでクリアできます。
デフが入っていないのですが、ストロークが長い足だしハイグリップだしで内輪は空転しにくいんですね。
以前乗っていたスカイラインに比べるとコーナー激速です
また高速コーナーでもべったり安定してオンザレール感覚なんです。
むしろR1Rはグリップしすぎて速度食われてます。
限界では弱アンダーですが、そこまで行くこと自体が普段の運転ではないだろうな。
お買い物車と思って馬鹿にしてたら多分、ついていけないんじゃないかなぁ。
もちろんパワーは全くありませんが……(笑)


で、タイトルの鋳造と鍛造の話に。
何が違うのかといいますと、強度が違うんですね。
鋳造の方がもろく、軽く仕上げようとすると割れ、ゆがみが出てきてしまいます。
鍛造の方が剛性を強くできるので、相対的に軽く作れることになります。
ホイールは軽さだけでなく剛性も大事です。
コーナリング時、ホイールにかかる応力は凄いものです。
安心して踏むためにはホイールの剛性感が不可欠になってくるわけですね。
というわけで、レーシングカーのホイールには全てといっていいほど鍛造ホイールが使用されています。
逆に街中でドレスアップのお兄ちゃんたちが入れてるホイールはほとんどが鋳造です。
鍛造にはコストがかかるので製品も自ずと高価になるのですが……。
今回装着したP1レーシングも基本は鋳造です。
このQFってモデルだけが鍛造で、持ち比べるとわかりますが全く別物です。


青い車に白いホイールは定番だけどいいですね、ちょっとは爽やかになったか知らん?
次は車高調かなぁ……。


全日本ラリー、ギャラリーシーン

勝田選手のラックインプレッサ
今回ギャラリーステージの1コーナーにいたんですが、
流石チャンプ速すぎ。


えー、かなりたくさんカットがありますが、今日はいっぱい出せないし、
全て1コーナーのカットなので見る人は少々退屈でしょうから割愛します。
それにしても、今日は暑かった……orz


自分の愛車と同じNCP91発見!
初代ヴィッツも現行ヴィッツもたくさんいました。
91は1台だけでしたけど。
自分と同じ車を見ると応援したくなりますね。
それにしても、ネッツエンブレムが、ない……(笑)