文章

 一応文章屋ということで自分の文章の書き方を整理したいな、と。
もちろん今日の人気ブログhttp://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090425/1240669223
に影響されて。
といってああいった、文章うまくなるための方法論じゃーない。
自分が「どう書いてるのか」だけで。
どうやったら文章うまくなるの?と聞かれても、「良いものに触れる(文章に限らず)」「無駄な情報を省き、イメージにより近い言葉を用いる」
しかない。それは例のブログにも、他のどんな場所にでも述べられてることで、自分がどうこういう気にはならないし。
得意なところは情景描写。
苦手なところはプロット構築。
得意つっても人に優れた描写ができるわけではないし。
2chですら、それなりに書けるのがごろごろいる。
苦手つってもできないわけじゃないしね。


さて、自分が書く前にやることを順に書き出してみる。
中編程度の小説を想定しているので、いわゆるSSとは書き方が異なる。
SSはネタの鮮やかさと、鮮やかに見せる腕が重要。



・背景世界観設定
 読んで字のごとく。たいていは現代か将来の日本が多い。

 ワンシーンのカットのみ思いつくことも多く、メモしておいてある。
「水滴がぶつかってきては流れる。私は列車から外を眺めていた。景色はつややかに濡れている。緑の中に石の鳥居が見えたが、すぐに雨の中へと消え去っていった。軌道が立てる単調な音が車内を支配している。並行する道に大きなトラックが走っているのが眺められた。初夏の雨の中、列車は走る」
とか書いてあるわけよ。中二くさいw
(ちなみにこれは今朝の通学中の景色を思い起こして書いた)

※ここでメインの登場人物とか決めたり。



・テーマ設定
 これは上と並行して行うこともあるし、いつものやつ(無常観、メタフィクシ ョンとか)であることもある。普通、ネタには走らないが、掲示板に投げるや つの場合は走ることも。
 これによってキャラが決定することも少なくない。



・第一プロット
 大まかにプロットを割り付ける。
 普通5分割程度。まー「起承転結」のようなものだと思ってほしい。
 それらに内容と、全体の中で持つ意味をあてておく。
 長期の伏線はここで書き込んでおく。



・第二プロット
 それぞれのプロットに対して、第一とまったく同じことをする。
 今回はかなり細かい。各々の整合性を確かめ、短期の伏線を書く。
 シーンもすべて決定し、各シーンの状況設定が決まる。



・好きなシーンから書き出す
「好きなシーンから」これ大事。
 


・いったん原稿書き終わる。
 ここまで到達しないときは次の機会に譲る。
 到達したら寝かせる。忘れて遊んだり、他の本を読んだりする。
 これは客観的に見るため。



・読む
 全体の推敲はまだしなくていい。このときは誤字などもなおさない。
 全体から受ける印象が、想定した範囲のものであるかを確認する。
 あきらかに的はずれな場合はあきらめるとして、そうでない場合はおk。



・最初から文章校正を行い、推敲を行う。
 自分で駄目だしをし、修正する。



・他人に読んでもらう。
 自分でなければいい。恥ずかしいときはしなくてよろしい。
 その場合は書き直し。




とここまでで一本分。
当然時間はかかるけれどねー。
結構省いちゃったりするけどねー。
書きかけのが溜まったりするけれどねー。
ま、未熟ゆえだな、精進しなくては。