SD2

今テーマとして考えている無常観。
これはつまるところ時間の認識論である。
無常「感」≒不可逆的な変化への感慨であるから、
そこから一般化して無常観へ成長させることができる。


もちろん、契機として主体にとってインパクトの大きなイベントを設定したい。
たとえば身近な人間の死。
別に他人の死でもいい、間近に見せるならインパクトは作れる。
あからさまに不可逆的であるというのもポイントだろう。
とはいえ、不可逆的でない変化のほうが珍しいわけだが。


今回は「ヒロインの死」を用いようと思う。
だが、これは特に悲劇として書かれるのではない。
オワタはお涙頂戴の扇情的なストーリーテリングを好まない。


それから、無常「感」を漂わせるためのモチーフ。
日本人はこの手のものには事欠かない。
桜の花、楓の紅葉、流れる雲、水。旅人、花火、粉雪、蛍、露、泡沫……。
現実的には使える季節も二つ程度だな。

基本的には変わり目の春、秋が使いやすそう。

時間帯としては早朝と夕方だね。



今日はここまで。週の後半では大雑把なプロットを割っていこうかと考えている。
多分、同時進行でキャラクターを作る必要があるだろう。
キャラクターについてはまた日を改めて。