赤い鳥
(教訓:柿は逆光にて撮らぬこと、ただしマクロはこの限りでない)
青い鳥と言えばメーテルリンクでおなじみですが、赤い鳥とは何でしょう。
「翼をください」?
〔裏刀∟ ( ) ふるい! と、 i しーJ
この答えはひとまず置いておいて、今日は童話の話です。
日本の童話といえば?
恐らく、新美南吉、そしてまた宮沢賢治、こういった名が脳裏に明滅するのではないでしょうか。
「てぶくろをかいに」?「ごん狐」? 「よだかの星」?「銀河鉄道の夜」?
しかし、1918年に創刊されたある児童文学誌はそれほど知名度がないようです。
著者には芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、北原白秋、高浜虚子、菊池寛、西條八十、谷崎潤一郎、三木露風……と錚々たる面々。超一流の文学者たちといって過言ではないでしょう。
新見南吉もこの雑誌により日の目を見たといえます。
この雑誌の名が「 赤 い 鳥 」なんですね。
ちなみに新潮から、「赤い鳥傑作集」なる本が出ています。
で、自分も幼い時分にはこれを読んで育ったものですw。
そう易しく書いてあるわけではありませんが。
なにしろ新潮なので。
今呼んでも秀逸な話が処々に見受けられ、童謡の詞は単語の選び方の手本とも言えるようなこの本。
今日の一冊ですね。
赤い鳥傑作集 (新潮文庫 つ 1-7)