休暇記2010

おそらくまとまった休暇を取れるのは一年に一回なので、こんなタイトルでも困らないでしょう、きっと。
さて、今回のエントリーは長いです。
長いだけならまだしも、写真が多いです。
一年に一度のことと思いますので大目にみてあげてください(笑)


あんまり長い前置きはいらないとは思いますが、これだけは必要だというさわりの部分をお話します。
昨日の記事の看板のご説明ともなるわけですが、こちらのブログを訪問してくださっている方で、 キリコさんという方がいらっしゃいます。
「masam48」というIDで時折暖かいコメントを残していってくださるので、ご存知、ないしは直接にブログ間の交流がある方もいらっしゃるでしょう。
その方が管理しておられるのが、こちら↓のブログになります。ちょっとタイトルが長いですが(笑)
阿蘇山麓のお泊りとお食事はマクロビオティック(正食協会)里山料理のグリーンツーリズム民泊『木もれび庵 たゆたゆ』 で・・野菜お米は自然農法『農園ナティーボ』で・・
毎日阿蘇の折々、ワンちゃんたちの徒然などを書いていらっしゃいまして、今回はこちらのおうちにお邪魔させていただきました。


さて、時間は14日の午前にさかのぼります。
とりあえず前の日に部屋をおおよそ片付けていたので、休養するなり、少し遠出して写真撮影に興じるなりしようかと考えていたのでした。
そこで、お出かけて休養すれば一口で二度美味しいのではないかと。
しかも今回は長崎方面ではなく、阿蘇方面にでかけようかと考えたり。
ひとつには29日の日曜日に草千里09記念アルバムを受け取りに行くことができないこともあり、
また阿蘇というところは大変絵になるというのも知っていたからですね。
で、ついでに先述のキリコさんにご挨拶を、と考えたのですが、実は阿蘇のどこ(阿蘇って広いですからねー)に行けばいいのかもわかっていませんでした。
ブログにお訪ねしても、地図もなければ住所も……。
(いや、ご連絡先があるのだから訊けばよいと思うのですけれど……(笑)
とりあえず出発。


唐津より七山、三瀬、神埼と通過して久留米へ。
3号線で八女まで降り、長い442へ。
空は雨ときどきくもり。
背振山の麓でもこんな感じでした。湿っぽいですね。

R442には要所に観光名所やダムがあります。
中津江村のあたりで一旦休憩。
長距離ドライブって体に堪えるんですよね。
山道メインの180km超なので無理もないかも。





黒川温泉のあたりをうろちょろしながら、いろいろあって、既出の看板とめぐり合いました。


     写真はセイベエ君。あれ、漢字だったっけ。
ハナちゃんは快く迎えてくれるのに、セイベエ君はカメラを持った不審者とはお近づきになりたくないようです……。
軽く坂を登ると「木漏れ日庵」
先客がいらっしゃいまして、そのあたりのことはキリコさんのブログのほうに詳しく述べられています。
お上がりなさい、ということでお邪魔しまして、温泉に入るといいよ、と紹介していただいたのは……下鶴温泉でした。


温泉への案内をかねてワンちゃんの散歩に随行させていただくことに。
狭い山道を二人と二匹で登っていきます。
程よく登ったあたりで少し開けた場所に。
あたりには別荘が立ち並んでいます。
そんな中に下鶴温泉はありました。
一軒だけだ、ということなので、ほとんど知られていないのではないでしょうか。
(さっきGoogle先生に聞いてみたら、それなりに検索結果は出ました)

入湯料を払い、お風呂へ。
露天からの眺めはこの通り! 生憎の曇りとはいえ、片鱗は確かに伝わりました。


絶景哉。
ゆっくりお風呂へ入って、それからあがって休憩所へ。
休憩所の雰囲気はこんな感じです。伝わるかなぁ。

で、休憩〜。0パーセント飲料を飲むのは初めて。


庵へ戻ってお話を伺いつつ、お泊まりなさい、ということで、留まらせていただくことにしました。
とてもフレンドリー♪なハナちゃん。


時間も少し遅くなり、夕飯をご馳走に。
全て有機というか無農薬というか、とにかく自然に近い形で育ったお野菜、野草がメインです。
味がぎゅっと詰まった、大地の味をいただけました。
そして玄米ご飯。
幸せです。

こちらは水キムチだとか。


食後、外のウッドデッキにて灯油ランプの明かりの中に紅茶をいただきます。
星空はちらちらと見えますが、広い雲がどんどん流れてきて、写真にはすこし厳しい状況に。
たくさんの話を伺いました。


おなかがふくれた後にはPCの前へ。
ブログ関係のシステム解説など。
そうしてお休みなさい〜。


休暇記書いてる自分もここでお休みなさい〜。


嘘です。
でも、一日目が終わったところで一旦休憩しましょうか。
(明日は休日のはずが、今日、フルタイム営業が決定…なんでもないです)
写真も多かったですし、読みにくい文章が長くなると結構、ね。
モニタの前にお茶でも持ってきて、一休みなさってください。
自分もブラウザを変えます。ちょっと調子が悪くて。



さて、目が覚めたのは5時ごろ。
小鳥の声で目が覚める、なんて素敵……。
お目覚め用BGMに姫神のアルバムをかけさせていただいて、朝のお支度と準備です。
白みかけた空を覗くと……やっぱり曇り……。
曇りなら曇りで、写真を撮れないこたないやい、と、先日の温泉のある山へ登ります。
道々、山鳥がびっくりして左右からバタバタ。
起こしてしまってごめんなさい。


というわけで、キリコさん宅のうらの山からの朝の風景がこれです。



曇りでこれですからね。
抜けのいい晴天の冬の朝なんていったいどんなに素晴らしいのかと思います。
このあたりで、広角端28mm=35mm判換算42mmはちょっと画角が足りなさ過ぎるだろう、と思いましたね。
職業柄フルサイズの16mmとか使うもので、さすがに。
阿蘇は広角必須ですねえ。
まあ長い玉でどう撮る、とかも風景畑の人には腕の見せ所なのでしょうが……。
ともかく、ベストは尽くしました(笑)


裏山に伏流水が湧出している場所があったり、クヌギの葉を通してあふれる朝の光も、道沿いに流れる清流も、どれも本当に素晴らしい場所。



そして朝餉も自然の恵みがふんだんに。
ひとしきりワンちゃんたちと遊ぶと、名残惜しいですが出立です。
感謝、感謝で胸いっぱい。


帰りは大観峰→菊池→菊水ICで高速から帰ることに。
でも、大観峰あたりまで雨…。
風もあって、カメラを構えるのが精一杯。


それでも壮大な原野のまえに、圧倒されっぱなしです。
あたりにはユリ、ナデシコ、萩、と花がそこここに咲いています。
そして大観峰を抜け、休憩していると、外輪山の内側に晴れ間が見えるじゃありませんか。
雲が切れていく様子がはっきりわかります。
さっきまでは五里霧中、ひどい降りようだったのに……。
というわけで、400kmを走っての休暇記はこの写真で締めくくらせていただきます。
長らくのご清読に、キリコさんに、ただ感謝。







                      





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