椿の冬


(NIKON F3 Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF  RVP100)
↑って書いたら騙される人がいたりするのだろうか。
流石にないか。
ぼけ味が違う。
もちろんこれもS5Pro + DX 35mm f/1.8Gでございます。
このコンビの万能っぷりは予想以上だった。
しかし今やF3とマクロプラナーを買ってもY!オクなら10万に収まりますね。
隔世の感がある。


南国九州のしかも平地ですが、最低気温0度、最高気温も7度と結構寒いです。
しかし仕事はそれどころでなく寒かったのだった。
急速冷凍庫の中、−25度の金属製の台車を移動する作業が。
もちろん素手
張り付いて凍傷寸前。
世の中いろんな作業があるもんですね、体験してよかったです。
体験だけでなくて日常になるのが嫌ですが。
今日は左手が引き攣りました。
お前はサンチャゴの左手か!と。(※ヘミングウェイ老人と海」で老漁夫サンチャゴは巨魚と引き合っている最中、左手が攣る)


仕事の愚痴禁止。
すると話題がなくなっちゃう……?
そういう時はわかる人にだけわかる話題で。
久しぶりに空の境界を手に取ったら、上下巻構成から上中下巻に変わってたんですね。
自分はいわゆる型月厨ではありませんが、やはり作者の力量を存分に発揮した、ラノベ中の白眉であることは間違いないと思う。
感覚的に評価できる点といえば、例えば非常に創作意欲を刺激する本であること。
これはいわゆる名作かどうかには関係がない。
世の中には読むと自分も書きたくなる本と、ならない本がある、ということで。


ついでにどうでもいいネタをひとつ。
時間は止まる、と思いますか?
時間が止まったとしてもそれを観測することはできないわけで、実際のところ時間がちょくちょく止まってたとしても我々にはわからないわけです。
認識には時間が要りますからね。
ではどうすればよいか。
簡単に、自分以外の時間が止まればいい、としましょうか。
自分以外の時間が止まると……、たとえば服の時間も止まるので、服は存在できなくなります。
物質は原子の熱運動によって構成されているので、停止すれば存在しなくなるのは当然ですね。
時を止めて、その間にゆっくり本でも読もう……となっても、本どころか椅子も重力も酸素も存在しない状態になってしまうんです。
その前提ではきついですから、存在しなくなるのではなく、動かなくなる、としましょうか。
でもあなたの服がその状態で動かなくなったら、結局身動きは取れませんよ。
もっと困った事に、本のページを繰ることさえできません。


まとめると、自分に向かって投げられた、空中で止まってるナイフを視認できるのなら、ナイフの時間も自分の時間も実際には止まっていないのだ、という話でした。