撮り初め


ご来光に染まる普賢岳雪化粧。


えー昨年の年越しは、実は地元でなく長崎県島原半島でした。
詳しい経緯はアレですが、福岡から島原へ帰省したいのに高速が通行止めのためバスで帰れないでいる友人を送ってあげてまして。
そんなわけで、年越しは長崎県内で移動中の車の中でした。
もう少し早く着けてるはずだったんですが、路面が雪積もってまして。
チェーン巻くほどでもなかったんですけども。


友人宅近所にて雪降る除夜の鐘をちょっと撮影。
でも今回は出しません。
ぜんざいをごちそうになったり。
すきっ腹に温かいものはホントいいですね。


驚いたのが星が非常に綺麗でした。
最近碌に星空を見てなかったので撮影。

やっぱり換算50mmは長すぎる。
15秒でもちょっと流れてるなぁ。
露光が長すぎた。
流れて写らない広角が欲しいな。
D3Xと24/1.4Gでいくらくらいだろう。
728,000+285,600……えーと、いくらかな?目が潤んで計算できない。
妥協して14/2.8Dでもいいけどな……こっちは247,800。
4万円違うだけか!(笑)
でもニコンの広角といえば14-24/2.8Gが優秀すぎるのでこっちは……285,600……。
とりあえず自分とは縁がないことがわかったよ!


ニコンはいいけど高いのが難点か。
その金額出すならレンズが残念だけどキヤノンでも……。
1DsMK3+16-35L2で、88万円。
うーん……?
ちなみに14mmL単にすると7万円高くなります。
Lがニコンより高いとか……(笑)


恐ろしい世界だ。
貧乏人はFXには近寄らないようにしよう。
お呼びじゃないけどさっ!
いつまでも2万円の標準を使う事にしますよ。
あ、でもDX12-24/4Gなら頑張れば買えそうな気がする(罠)
お値段は実勢10万超ですね。


とりあえず、友人宅で朝6時半まで過ごさせてもらいました。
で、凍てつく中を出ると……雪が増えてる……(当たり前です)
しかも若干西の空が白み始めている。
これは非常にまずい。
適当な撮影場所を探さなくては。
焦って雲仙方面の高いほうに登って行きました。
後にこれは失敗で、いち早く諫早湾堤防道路に出ていれば絶景朝陽が撮れたことに気づきますが、後の祭り。
諫早周辺の方々、初日の出なら堤防道路ですよ。もう見ることもないだろうなー。
ともかく高いほうに登っていきました。
当然のようにチェーン規制。
ためしに車を降りたらあやうくこけるほどで、アイスバーンにタイヤが全く食いつきません。
適度に滑りながらワインディングを登り続けますが、霧氷をまとった杉林が邪魔で一向に視野が開けない。
うーん……島原半島の初日の出スポットは限られますねぇ。
雲仙に登るか、諫早湾まで降りるか二択。
ともかく、これ以上は無理だな、というとこまできたので慎重にターン。
諦めて降りる途中で撮影したのが冒頭の普賢岳
いいですね、雪があって朝焼けで普賢岳なんて。


そこから降りる途中、本格的に日の出。
周辺環境はちょっと残念だったけれど、朝日が銀世界へ差し込む様は十分に感動的でした。
ここで前エントリーの初日の出を撮影することに。


半島を出る前に、もう一度だけ普賢岳とご来光で撮影しました。
パノラマで撮ったので、いずれ機会があれば出しますね。


そこから堤防道路へ。
見れば普賢岳と太陽がきっちり横並び!
もし今後大晦日にこっちにくることがあれば(絶対ないだろうけれど)堤防道路か、仁田峠まで登って撮る事にしよう。
仁田峠からは、有明海を挟んだ阿蘇から登る壮大な朝陽を見ることができます。
今回は多分通行止めだったとは思うのですが……。
堤防道路から望む多良岳も相当なものがありました。
これまたパノラマで撮影。
後日をお楽しみに。


北上しているうちにとある廃墟を発見しまして。
ここでは名前は出しません。
そこそこ有名物件だと思います。
盛期の姿はこんな感じだったようです……。

これはフロント跡に落ちていたパンフレットの一部を複写したもの。
左側に見える建物ももう朽ちて更地でした。
鳥居だけが残っていました。


廃墟も撮り初めしようと、近くに車をとめて撮影。

いつごろ閉めたのか、凄い荒れようですね。
外部内部のカットもたくさんありますが、ここでは扱いません。
機会があれば後日に。


そして内部2階にて本業の(!?)猫撮り初め。
廃墟猫です。

普通の野良猫も警戒心強いですが、この手の廃墟猫は半野生化していてまず姿を見ることもできないのが普通です。
まさか出くわすとは思っていませんでした。
このカットは奇跡みたいなものです。
外見を見るとそれほど痩せていませんが、餌はどうしてるんだろう。


さて、廃墟を去り、ほぼ帰路へ。
佐賀平野が白い大地と化していて、それはそれは壮観でした。
ついでに鉄撮り初め。

ちなみに自分は撮り鉄ではないので(ぇ)、このかもめ写真の重大な欠点は見逃してあげてください。


というわけで、年越し顛末記でした。