経過


軟弱な、と思われるでしょうが大事をとって休みました。
病院行きました。


採血したところ特に問題なし、熱も下がってはいます……。
腕周りに発疹。
痒みはなし。
アレルギー系じゃないか、とのことで消炎剤をもらいました。
どうなんだろうな……。
とりあえず風邪じゃないです。
それから検査を受けたんですがインフルエンザでもありませんでした。
仕事柄薬品入ったもの(食べ物です……)を素手で扱うからな……。
腕だけの発疹だから間違いなく経皮。
関節痛も出てるけどこれもアレルギーじゃないかとかなんとか。
肩から末端へ、節々が非常に痛い。


一日ダウン。
明日からは仕事に出ます。

ハルヒ

前回西尾維新のときに、今後ラノベのレビューは書かない!とか大見得切っちゃったんですけど書かせてください。
読む価値のある文章はいつもどおりゼロです。
どうせラノベの消費層は何かを間違わない限りこんなブログ読まないから問題ないでしょう。
ハルヒシリーズを久しぶりに――えーと、4年ぶりくらいか、読みまして。
なんというか、意外に面白く読めましたね。
SF要素のおかげだろうな。
以前受けた印象よりはチャラくない。


100%書き手のキャラだろうな。
これまた3年前?くらいに読んだ「絶望系 閉じられた世界」は面白くなかったけれど。
セカイ系に対するアンチテーゼ、というのならもっと泥臭くないやり方があったはずで。
少なくとも書き手のご都合主義であからさまに引きずりまわす程度のものは昔から散々書かれている。
オチもまたか、感が否めない。
メタの扱いが巧かったのは「学校を出よう!
もっとも、こっちは後輩から借りて読んだんだけれど。
ハルヒに話を戻すと、SFに感情論を絡めるのは「夏への扉」から使い古された手法だけれども、また近未来物と感情論というのが異常に相性がいいのも確か。
これがちょっとズレて「ことばと概念」とかになると本田透のほうがよかった。
角川スニーカーつながりですよ、ええ。


如何せんキャラで売らなきゃいけないのがラノベの限界だよね。
コンテンツ(笑)だから。
同じストーリーなら特徴のあるキャラを出したほうがはるかに売れるわけで。
能力とか便利だし、ツンデレとかのテンプレは書きやすいし、マーケティング的にはそれが正解。
作品的には、どうなのかね……悪いことばかりでもなかろうけど。
キャラしか売ってないようなラノベばっかでしょう。
どこかで見たような表紙と。


文芸は……小説、という文脈での文芸はもう終わってしまっているジャンルだけれど、強烈なキャラを出すことなく語れたし、それが一線級で何十年間戦えた。
昔の歌手が幾つかの名作で何十年かもっているのもそうだけれど。
「コンテンツ」に堕ちちゃったらそれで終わりなんですよ。
もうそれは作品じゃない。
創作活動ってね、一般に思われている以上に、大変商業と相性が悪いんですよ。
というか、商業屋と組んじゃいけないんですよ。
組んでいいのはパトロンだけ。
そんなものいないから、同人やって自分でパトロンしてる人が多いわけですが。
そんな人でさえ下手すると、「商業が上」「プロが上」って思ってる。
だから今みたいに、肥大したサブカルが自分で自分の首を絞めてたりする。
写真のアマチュアなんかもそう。
プロはカメラマンですからね、フォトグラファーじゃないですから。
マチュアはフォトグラファー。
写真屋と写真家の違いがそこにある。
絶対的にアマチュアのほうが目的が純粋なのに、技術があるからって金のために撮ってる人を尊敬してるなんて本当に滑稽なんですよ。
プロの写真屋として言わせてもらえればね。
自分の場合には今はプライベートで撮っているから、純粋に写真屋じゃあないけど。
ネイチャー、ポートレート、どんな分野でも、今の写真のトップレベルはアマチュアが多いですよ(ただし婚礼・報道のフォトジャーナリズムは除く)。
プロは採算考えなきゃいけないから、技術も機材も時間もとことん追い込めない。
そりゃ確かに文芸でも、イラストでも、写真でもプロのほうが基本技術は上ですよ。
でも、技術と作品の質ってあんまり関係ないからね、ホント。
もっというと車もそう。
ショップのデモカーとかでも予算は限られてる。
まして客の車なら余計だ。
一台の車を追い込もうと思ったらもう絶対、ファクトリーやショップよりプライベーターが上。
その代わりバックがないから犠牲は大きいけど。


サブカルの一般化がカルチャーそのものを壊す、といっても……。
一方で裾野が広がって、みんなが手軽に創作を楽しめればそれはそれでアリなんだけどね。
写真とかは比較的そっち系。
というのも、写メってやつ(あんなの認めねぇという人も多いですが……)、ああいう技術革新は歓迎じゃないですか?
そりゃ写真館を使ってくれるお客さんがそのために減ってるとしたら、物凄く痛いわけですけれども、それを差し引いても皆が日常的に写真を撮ってるってのはちょっとした革命ですよ。
それが創作かどうかは問題じゃない。
使い方を間違う人がいるのは非常に残念なことですが。



ありゃ、大分話がそれた。
ラノベという分を差し引けば、ハルヒは割と面白く読めた、という話でした。
さらにストーリーとかの話になるとかなり熱くなるのでこの辺で。
というか自分のもの書きが進んでない。
どうしましょ。
テレビで一億総白痴化とか言っててもその一方でY!オクに張り付いてアルミ探してたら一緒だよねぇー(笑)