書く話


猫と出会えるだけで十分幸福。
日常に光が射す瞬間。


今日もうっすら雲がかかって星が見えない空。
実は昨日日の出まで待っていて写真を撮ろうとしたんですが、
雲が入っててダメでした。
ちょうど台風が過ぎたあたりの時間帯なので無理もないかな。
季節柄、明日も台風一過というわけには行きますまい。


履歴書を書いたり、本を読んだり、そのほかで過ごす。
もはや散財する余裕が全くない全財産なので、買い物に出るでもない。
珍しく禁酒も守ってますね。
買えないからですけど(笑)
ちなみに今の全財産でレンズ一本分くらいです。
笑えない(笑)


文章を書く、となってこれまでの自分の書き方を見直しました。
ひとつは世界観ですね。
適度に非日常。
ちょっと未来だったり、ちょっと過去だったり。
これに関してはいろいろ考えるところもあって、
最近まだ結論を出し切れていない。
それから時系列ですね。
扱う時系列がそこそこ壮大なものが好きです。
文章のテーマとして無常観、というのがあるので、
時間に関しては長くならざるをえないというか。
もちろん短く儚く扱うことも出来るんですが、
ひとつの大きなストーリーを万物流転の中に落とし込むことで、
読者を巻き込むような視点が好きです。


で、適度に非日常、となるわけですが、
現時点から見て書く必然性、というところを。
いわゆる名作といわれる作品には同時代性があります。
ヴェルヌのような未来小説でない限り、
異なる時代を扱って名作と呼ばれることはまずありません。
それを承知で非日常を舞台に書くのは、
それが今の自分にとって魅力的だから、という以外に理由はない、かな。


沢山創れてるころはそういう作品のインプットも多かったので、
何らかの形で増やしておこうかな、と考えています。
今回借りてきた本ではラルフ・イーザウがそういう位置づけです。
ファンタジー作家なのですが、エンデばりのものを認めています。
……今回の本はまだ読んでないですが(笑)
書名は「銀の感覚」
今回は児童文学かなぁ……というのがちょっと気になるところ。
世界観が優れた、シリーズものでない作品と触れたいかな。
日本では意外にもアニメ、ゲームにそういうものがあって驚くことがありますね。
サブカルチャーは専門外なんで、他人から紹介された分くらいしかわからないのですが。
大風呂敷を広げる作家で好きなのは田中芳樹ですかね。
文章がうまい、とは思いませんが、創作意欲がわく、という意味で優れた作品群。
伝奇系では金字塔でしょう。


文章を書く話でしたが、興味のない方にはごめんなさいです。
逆境、向かい風、人間は常に試されますが、
静かに毅然として立ち向かわなければなりませんね。
弱きものかな、人の子。