一日あけて

寒いと眠くなる?
暖かいと眠くなる?
実は同じメカニズムなんですけどね。
適温があるってことです。


えーと、モーターサイクル・ダイアリーズは読みました。
20代中盤で旅に出るって何かの条件なんですかね。
この間から名前を挙げていくと星野道夫沢木耕太郎
で、今回はエルネスト・“チェ”・ゲバラです。
自分は左の人ではないので――前回は右の人じゃないと書いた記憶もありますが、
とりあえずどっち側でもないので、「チェ」を冠するかどうかは微妙ですねぇ。
まあ愛称として。
もっとも、日本の左翼政党にゲバラの精神に通じる要素があるかどうかは疑問ですが。
安保闘争の頃までは「革命」って真剣さを込めて語られた言葉だったのでしょうが、
今や革命といえば美肌革命とか洗剤革命ですからね。
いや、用法として間違ってるとは言いませんが。


当然ながらというかなんというか、この旅行記には政治色はありません。
ただ、社会的弱者に対する強い想いがこの頃から既に醸成されていたことが見て取れます。
結局20世紀を振り返れば社会主義自体は決して成功しませんでしたし、資本主義の限界は早々に暴かれていたわけですが、
そういう次元ではない思想の方向性がゲバラの文章全体に見えるのは気のせいではありません。
もっとも、この本の中でそれは汎アメリカ的、という言葉にとどまっていますが。


とはいえ、全体を通して見れば確実に若者のお馬鹿な旅、という部分が余りにも多すぎて楽しすぎます。
お前たちはいったい何をやっているんですか(笑)という気持ちに包まれること請け合いです(笑)
20代半ばに旅に出るのって大事なんだな……と。

このブログも始まった頃はモーターサイクルダイアリーだったのになぁ。
もっとも、ゲバラたちの旅は途中早い段階でモーターサイクルじゃなくなるので、ある意味似た構成(?)。
映画は見てないですけど、どうなんだろう。
見ることはないだろうな。


そういえば妹が借りてきていたので「シャレード」を見まして。
ええ、オードリーのあれです。
シャレード・デトマソのシャレードとスペル(だけ)は一緒ですね。
これはネタバレする危険性があるので内容には触れませんが、面白く見れますよ。
映像のできもよくて、そんなに昔のフィルムとは見えないくらい。
まあ色とかは昔のフィルムなんですけどね。
自分より年長の方はご存知とは思いますが、不朽の名作ミステリー、かもです。
個人的には二度見ようとは思わないかなあ。
でも一度は見るべき。


ちょっと皆様のブログ巡回とコメントお返事の時間が取れませんでゴメンなさい。
今日は午前中所用のため、午後に時間が取れればお伺いしてまわります。
というか寝なくちゃ。