散ってはじめて
お久しぶりです。
といってもこの時点で23時を回っているのでそれほど長い文章にはなりません。
桜の撮影ですが、不完全燃焼が否めない内容となってしまいました。
冒頭の写真が一応今年の桜のベストカットです。
桜の開花状況は非常に素晴らしかったのですが、撮るタイミングがとれずに厳しい年になりました。
東北、北海道はこれから。
九州からずっと桜前線を追いかけて北上するカメラマンたちは今頃栃木県あたりですね。
誤解を恐れずに言えば花としては梅のほうが好きですが……やはり桜には美学がありますよね。
ベネディクトはタイトルを菊と刀ではなく、桜と刀とすべきでした。
菊は御紋ですからね、内容的に考えても桜が適当だったでしょう。
実は2日にもテストで撮ってますが、まぁ微妙でした。
3日はいくつかカット出しできたかと思いますが、一応車を絡めての写真を。
週中は例によって寝て仕事して寝る生活で。
8日に雨が降りまして、かなり散ってしまいました。
風も強かったからなあ。
雨に濡れる花弁。
見事日の丸。
翌9日には予定通りに伊万里市浦ノ崎駅へ。
でも桜より廃墟のほうがメインになってしまったという……。
冒頭の猫の写真もここで撮影。
反省とするならPLフィルターを買うべきだったでしょうし、午前早い時間に撮影すべきだったでしょう。
そういうところが甘いんだ。
〆は10日。
地元は唐津城にて。
で、伊万里でもそうだしいつも思うんですが、なぜ逆光で撮ってしまうのか……。
桜といえば10時くらいに順光で、と相場は決まっています。
逆光写真が駄目なわけじゃないけれど、それはそれで撮り方があるのです。
少なくとも引いた絵で逆光の選択はない。
ハイキーにすると空とコントラストがつかないしローキーにすると汚いし透過光も生きない。
しかも一本だけで絵になるのはかなりの大木でなくては難しく、桜並木や枝を使って被写体を引き立てるのが基本的な扱い方と言えるでしょう。
ぼかすと非常に綺麗な枝ぶりの木ですし。
今年の桜はこんな感じでした。
やっぱり桜はいいですね、気分が洗われる。
満開の桜を沢山見られてよかった。